VRとは

コンピューターによって作られた仮想世界に、あたかも現実世界のように没入できる技術です。
ヘッドマウントディスプレイなどを利用し、現実空間を遮断した上で仮想的に作られた映像や音響など五感に訴え、自分自身がその世界に没入できるものです。一般的に認識されているレベルでは、視覚や聴覚を刺激するものだと思いますが、最近ではグローブを用いて触覚的な刺激や、嗅覚への刺激なども研究が進められ、実際に商品化もされてきています。

現在最も普及しているのはエンターテインメント(ゲームや動画)です。その他にも様々な分野での発展を遂げている最中です。

VRで期待、導入されている主な分野

  • <建築、不動産、家具>
    物件の間取りがその場に行かなくても確認できたり、家具やレイアウトを実際に部屋と照らし合わせてみてコーディネートしたりすることもできます。
  • <医療>
    エンターテイメントに次いで活用しているのがこの医療の分野です。
    擬似手術を行うことや、高所恐怖症やトラウマなどを解消するために用いられています。
  • <教育>
    世界遺産へ社会見学に行き、見たり触れたりする体験を危険を伴わずにできるようになりました。一番の効果は、未知のものを体験できることによるワクワクにあると思います。
  • <ファッション、ショッピング>
    自分を含め様々なモデルにサイズや色など、好みの合った服やバッグ、靴などを合わせることができます。
  • <職業体験>
    様々な職業を一つの場所にいながら体験することができるます。体験だけではなく、実際を想定しての訓練もできるため、本職の人のスキルアップにもつながります。
  • <開発>
    実際に実物大のものを作る前にちゃんと構造として大丈夫かなどの確認ができることにより、費用の削減などがなされています。

様々な分野での便利化、簡易化、多様化が出来、より進んだものとなるでしょう。

一般の人でも簡単に参加できるVRコンテンツの開発手法として「360度カメラによる撮影」「UnityでのVR開発」の二通りがあります。

360度カメラ

  • 現実空間を360度カメラで撮影する「実写VR」は、VRコンテンツの中でも高い人気を誇るジャンルの一つです。
    リコーの「Theta S」、Samsungの「Gear 360」などの360度カメラによって撮影した映像は、対応したプラットフォームに公開でき、たくさんの人が撮った映像を共有して楽しむことができます。
  • 360度動画のアップロードに対応している、世界最大のプラットフォームの一つにYouTubeがあります。
    360度カメラを使い、自分で撮った動画をYouTubeにアップしてみるのも面白いですね!

Unity

  • Unityは、2D/3DゲームやAR/VRを作るために使われる開発プラットフォームです。
    現在、最新版のUnity 5.6および、次世代バージョン「Unity 2017」のベータ版の提供がスタートしています。
    Unityの最大の魅力の一つは、プログラミングを習ったことのない人でも高品質のVRが作成できることです。もちろん知っている人のほうが幅は出てきますが、Unityはすでにプログラミングされ、出来上がったものを組み合わせるだけで作ることができるのです。VRゲームやアプリケーションの開発に興味がある方は、Unity開発にチャレンジしてみてください。

360度カメラの種類

全天球カメラ

全天球カメラは前後に1枚ずつ、計2枚の超広角魚眼レンズレンズを搭載しています。2枚を使用し、撮影した2つの映像を、自動でスティッチ(縫い合わせる)処理をすることで、360度を撮影します。なので、普通なら色々な視点から撮らなくてはいけなかったのを、一度で撮れるようになりました(ただし、パノラマのようなものに限る)。なお、全ての方向をカバーしているため撮影方法を工夫しないと必ず撮影者や三脚が映像内に映り込むこととなります。

出典 : http://www.nikon-image.com/

半天球カメラ

反面、半天球は超広角魚眼レンズが1枚だけの機種がほとんどです。カメラの水平方向360度と、あとは地球儀の上半分しか撮影しません。そのため、半球タイプを2つ使用し、撮影した画像を編集してスティッチ処理することで上下左右360度の映像を作成できます。

2台必要な上に、編集作業も必要なため、デメリットが多いように思えますが、よりクオリティの高い仕上がり求めている場合はこの方法が使われます。

出典 : http://www.maspro.co.jp/

ヘッドマウント型デバイスの種類

スマートフォンVRデバイス

  • スマートフォンを用いてVRを見るとき、主に使われるのがこちら。簡易VRとも言われます。本体にディスプレイが付いているわけではなく、スマートフォンをデバイスにセットし、スマートフォンのVRアプリ、動画をデバイスを使い、見るというものです。デバイス自体は安価で簡単に入手できますが、色々と欠点もあります。
  • 再生などの操作は専用のコントローラーを用いて行うのですが、基本的にiOSにはフル対応ではない。音量調整しかできないのがほとんどです。そうなると動画の再生などの操作を行う際にデバイスから一々取り出して操作する必要があり、冒頭を見逃す結果にもなります。

ディスプレイ一体型VRデバイス

  • こちらは元々デバイス自体にディスプレイが内蔵されており、PS4やPCに接続して使用するものです。スマートフォンのに比べ、一々開け閉めしたりなどの手間はありません。
  • デバイスによって画質に差が出てしまいます。

独立型VRデバイス

  • デバイスのみですべてが済んでしまうという素晴らしいもの。まだまだ未発展ではある。

VRイメージ

スマートフォンVRヘッドデバイス

Samsung Gear with Galaxy

ディスプレイ一体型VRヘッドデバイス

Oculus rift

VRのメリット・デメリット

メリット

  • デバイスさえ揃えてしまえば様々なことを体験できる
  • ショップのスペース確保、物を盗まれる心配がない
  • 家にいながら物件や服など、様々なものをその場にいるかのように試すことができる
  • 医学や技術的なもので、実際に失敗してはいけない体験を前もって試すことができる

デメリット

  • 専用のデバイスが必要となる。また、高価なデバイスが多く、安いものでは画像が荒いなど改善点が多々ある
  • 現状としてまだコンテンツ不足
  • プレイ中周りの状況が分からなくなるため、もし火事や強盗、地震など様々な命にも関わる要因が起きた場合すぐさま対応することができない。安全面での考慮はこれからの課題である。
  • 医学的な見地から、立体視細胞は成長とともに形成されるので13歳未満、特に6歳以下の子供は急性内斜視の発生リスクが高いため、Oculus Riftをはじめとする二眼VRデバイスの使用は厳禁とされています。

VRの製品、アプリ、ゲーム

主な製品

  • ヘッドディスプレイの代表格「Oculus Rift」、「playstation VR」
  • ボディソニック、触覚デバイス「SubPac M2」(ウェアラブルタイプ)と「SubPac S2」(シートパックタイプ)
  • データグローブ(手と連動したVRデバイス)「Neuron」
  • データスーツ(全身と連動したVRデバイス)「Birdly」
  • VR映像にあわせて匂いを出すVRデバイス『VAQSO VR』
  • VRガンコントローラー
  • VR

アプリ、ゲーム

  • PS4 バイオ7
  • PS4 サマーレッスン
  • PS4初音ミク VRフューチャーライブ
  • PS4 スカイリムVR
  • VR Jump Tour
  • VR Tube
  • VR Roller Coaster
  • Google Art&culture
  • Google spotlight Stories
  • 360Channel

VRに関わる主な企業

VRを体験できる場所(日本)

  • VR-ZONE SINJUKU https://vrzone-pic.com
    様々な制作会社が共同で行っており、かなり大規模なものとなっています。マリオカートなどゲームが多数あります。
  • VR PARK TOKYO http://www.adores.jp/vrpark/
    アドアーズが運営を行っており、アトラクション中心のVRを展開しています。
  • ソニーストア https://www.sony.jp/store/retail/event/psvr/
    時折ゲームの特別体験会が開かれています。
  • JapanVR Fest http://jvr-fest.com/2017/11/2958/
    毎年開催されているVRを普及するための体験会です。2018年は48の開発者や企業が参加しました。
  • VR Center https://www.vrcenter.jp
    アトラクション、体感型のVRを主とした施設です。
  • ストリートミュージアム http://www.streetmuseum.jp
    各地に赴き、失われた城を歩きながら見ることができるます。専用のアプリダウンロードが必要となります。